ABOUT US

当プロジェクトは2005年11月に高齢者高次脳医学講座として医学系研究科に設置されました。私たちは、「脳科学に基づく地域における認知症対策」を活動の柱としています。すなわち、生活基盤(=「地」)に立脚し、神経基盤(=「天」)との関連の中で、認知症患者の治療や包括的支援(=「人」)を検討することを目指しています。

この理念に基づき、

  1. 認知症の予防研究(第1次・第2次・第3次)と地域包括ケアシステムの設計
  2. 認知症疾患の脳画像や行動神経学的所見に基づく臨床研究と介護・リハビリテーションへの応用
  3. 東日本大震災の経験を踏まえた災害弱者スクリーニング研究

等の分野で、診療・研究・教育を一体化した活動を展開してきました。これまで大崎市・栗原市・登米市・涌谷町等をフィールドとし、医療機関や福祉、行政との連携を深めてきた実績があります。

さらに、2014年にCYRIC、2019年4月からはNICHeへと新たに活動の場を移し、学産共同による生活支援と医療連携への応用に着手しました。テクノロジーは、ヒューマンの役に立ってこそ意義があります。しかし現代のテクノロジーはいわゆる「健常者」をモデルに組み立てられており、高齢者や障害者を置き去りにしているのが現状です。私たちは脳機能の研究を通じて、ヒューマンに優しいテクノロジーの開発を目指します。

また、私たちは日本国内にとどまらず、ブラジルや台湾との国際共同研究、大学院留学生への講義等、国際的な視野での活動を行ってきました。その集大成として、2021年11月8〜10日に仙台で「第15回アジア認知症学会」を主催いたします。西洋の科学技術テクノロジーとアジアに根ざした人間観やケア技法が融合することで、新たな技術革新が生まれることに大きな希望を抱いています。

当プロジェクトの活動のコンセプトや趣旨の詳細につきましては、コンセプトマップNICHe研究プロジェクト紹介(2019年度版)関連研究会等のコンセプトをご覧ください。

NEWS & TOPICS

  • N陳皮の臨床研究とそのご協力のお願いについてのページを開設いたしました。(2022.06.30)
  • メンバーを更新いたしました。(2022.06.30)
  • 2019年~2021年の活動記録を追加いたしました。(2022.06.30)
  • 英語版サイトを開設いたしました。(2022.06.30)
  • 第15回アジア認知症学会(ASAD2021)公式サイトへのリンクを追加いたしました。(2021.06.17)
  • NICHe高齢者高次脳医学研究プロジェクトの公式ページを開設いたしました。(2020.07.01)
  • ヒューマン・テクノロジー研究会についての情報を掲載いたしました。(2020.07.01)